ニキビ跡とクレーター
ニキビは、初期段階で適切なケアを行うことで、ニキビ跡を残さずに治療することができます。
しかし、悪化するまで放っておくと、ニキビ跡(クレーター)として残ります。
ニキビができていた部位が陥没したり、逆に盛り上がたりするほか、色素が沈着し、赤みや黒ずみができたりします。
こうなると、きれいに治すのは難しく、治療にもかなりの時間がかかるようになります。
ニキビ跡は治療が難しい
なぜ、ニキビ跡は治りにくいのでしょうか。それは、表皮だけでなく、その下の真皮層や皮下組織まで傷ついているからです。
皮膚は上から表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っており、このうち表皮は新陳代謝によって古い角質から新しい角質へと生まれ変わっています。
そのため、表皮にできたニキビは適切な措置を取ることできれいに治すことができます。
しかし、悪化したニキビが膿を持ち、炎症がひどくなって真皮や皮下組織にまでダメージを与え始めると、その傷はなかなか治りません。
ニキビは跡を残さないよう、早期発見・早期治療が基本と言われるのはこのためです。
ニキビ跡・クレーターの治療
では、ニキビ跡やクレーターを治すにはどうしたらよいのでしょうか。
色素が沈着してしまうニキビ跡と、凸凹ができてしまうクレーターではそれぞれ治療方法が異なります。
いずれにしても初期段階のニキビ治療より時間がかかることは間違いないので、根気よくスキンケアを行っていく必要があります。
・ニキビ跡の治療法
色素沈着はケミカルピーリングやレーザー治療、ビタミン誘導体などで治療することができます。
- ケミカルピーリング・・・沈着した色素を、古い角質とともにはがし、新しい肌へと再生させる方法です。皮膚科などで行われる施術で、肌のターンオーバーを整えることができます。
- レーザー治療・・・低出力レーザーを照射することで、沈着した色素を直接破壊・蒸発させる方法です。以前は医療機関のみで行われる治療法とされてきましたが、現在は家庭で気軽にレーザー治療を行えるレーザー機器も普及しています。
- ビタミン誘導体・・・美白成分と言われるビタミンCなどを肌に浸透させることで色素沈着を改善する方法です。ニキビケアの化粧品などによく用いられているほか、イオン導入器などの美顔器による治療も有効です。
・クレーターの治療法
色素沈着より厄介なのがクレーターです。
クレーターは真皮層や皮下組織にまでダメージが及び、陥没してしまっている状態なので、表皮のみのケアでは治すことができません。
有効な方法としては、エラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸といった真皮を形成している成分を注入や、レーザー治療です。
特にコラーゲンなどの成分を直接注入する方法は最も手っ取り早く、高い効果が得られる方法です。
ただし、家庭で行うのは難しく、皮膚科やエステなど、専門機関に通って施術してもらう必要があります。
また、最近では、ニキビ跡をカバーする化粧品の人気が高まっています。
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