病院で処方される薬

病院で処方される薬

病院でニキビ治療を受けると、専用の治療薬を処方してもらえます。

治療薬には内服薬と外用薬があり、ニキビの症状や進行具合によって処方する薬の種類もわけられます。

ここでは、代表的なニキビ治療の処方薬について紹介します。

抗生物質

ニキビの原因となるアクネ菌を抑制する薬です。

アクネ菌は皮脂を栄養素として増殖し、炎症や膿を発生させる菌の一種で、ニキビを悪化させる大きな要因となっています。

抗生物質はアクネ菌に直接作用するため、ニキビの治療には非常に効果的です。

抗生物質には内服薬と外用薬の両方が存在します。

内服薬タイプ

  • ミノマイシン、ミノスタシン・・・テトラサイクリン系の抗生物質です。さまざまな細菌に対して、静菌的、あるいは殺菌的に作用するので、幅広く利用されています。ニキビの治療のほか、慢性気管支炎やクラミジア、リウマチなどの治療に用いられます。
  • クラリス、クラリシッド・・・マクロライド系の抗生物質です。細菌性の感染症に有効で、呼吸器や耳鼻科領域を中心に使用されています。喉の痛みや発熱をともなう風邪のほか、マイコプラズマやクラミジアにも有効です。
  • パンスポリン、フロモックス・・・セフェム系の抗生物質です。細菌の細胞壁合成を阻止することで細胞の増殖を防ぎます。膀胱炎や副鼻腔炎などに用いられます。

外用薬タイプ

  • ダラシン・・・リンコマイシン系の抗生物質です。細菌の増殖を抑制し、殺菌する作用があります。ほかにも、抗炎症作用があり、ニキビの悪化を防ぎます。
  • アクアチム・・・ニューロキノン系の抗生物質です。アクネ菌やブドウ球菌に対する殺菌作用があります。ニキビ治療のほかに、アトピーやとびひ、化膿性の吹き出物や腫れ物治療にも使用されます。
  • エリスロマイシン、エリスロシン・・・マクロライド系の抗生物質です。いろいろな菌による炎症や化膿、感染症を抑制する作用があります。

漢方薬

漢方薬は抗生物質のようにニキビの原因に直接作用するものではなく、心身のバランスを調整し、自然治癒力を高めることを目的に処方されます。

そのため、抗生物質ほど強力な効果はありませんが、ニキビができにくい体質へと改善してくれるので、ニキビの再発が起こりにくいというメリットがあります。

漢方薬は、ニキビができた背景に合わせて処方されます。

  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)・・・便秘や冷え、のぼせ、化膿傾向のある人に処方されます。
  • 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)・・・ニキビの化膿が見られる人や、顔面以外にも化膿が見られる人に処方されます。
  • 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)・・・ニキビの化膿が見られ、かつ慢性鼻炎を伴う症状を持つ人に処方されます。
  • 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・・・ニキビの赤みが弱いなど、症状が軽い人に処方されます。ほかに、貧血持ちの人や冷え性の人向けに使用されます。